エントリーモデルと銘打たれているが、はじめての1台からオーディオマニアまで非常に満足できるであろう1品。
音は繊細かつ明瞭、しかし空気感を損なわず低域から高域まで絶妙なバランスが取れており、幅広く楽しませてくれる。
ボディが樹脂製かつコンパクトなため、装着すればほぼ気にならない重さ。唯一指摘するならば、ケーブルの自重によってずれていくことがあるため、自分によりフィットするイヤーピースのサイズ選びが求められる。しかしこれはより良い音への1歩でもあるため、ステップアップと考えればいいだろう。
スマホで音楽を楽しむライトユーザーからポタアンを使用してしっかり聴き込んでいく上級者まで、使う人の層を選ばないながらも今までの価値観を覆してくれる、そんなfinalらしい妥協のない音が待っている。
(20代/男性)
この価格帯だとケーブルがショボいものが多いのですが、本機はしなやかで変なクセがついておらず、今のところ汗や皮脂にも強そうな印象。
ふだん金属製ハウジングを使っているせいもありますが、ABSだと軽くて取り回しが楽。気軽に使える安心感がある。
音質面では、やはりこの価格帯としては素晴らしい。女性ボーカル曲ではE3000やE2000と比べると、ボーカルが前面に出て、低域は引っ込んでいる印象(でも低域がスポイルされているわけでなくきちんと存在している)で、聴いていて楽しい。欲を言えば、シンバルなどの金属音が苦手な印象だが、ある意味それがステップアップへの入り口ということでいいかも。
全体的に、コストパフォーマンスが非常によろしく、初めて買う別売りイヤホンとしてはもちろん、すでにE3000やE2000を持っているユーザにも別のキャラクターとして使い分けできるイヤホンだと思う。
(40代/男性)
音の密度感、雰囲気が気持ち良く音楽を聴かせてくれます。音の柔らかさと響きが絶妙で、耳あたりがよく聞き疲れしません。いつまでも聴いていられるかのようです。
楽器や人の声が集中する低域~中域が得意な様に感じられます。特にボーカルの表現力が高く、ボーカルは中央に、バックグラウンドの演奏がその周囲に広がり、ボーカルをもりたててきます。
オーケストラやジャズの楽曲も良く合います。楽器との相性もかなり高いです。極低音の量や高域の伸びが弱いのでEDMやトランスなど打ち込み系は苦手な部類になるでしょう。しかしながら幅の広いジャンルに対応出来る、オールマイティなイヤホンなのではないでしょうか。
E1000のメインターゲット層の主な使い方として、スマホで圧縮音源やストリーミング配信で聴くことを前提とした音作りなのかなと考え、iPhone6s+に直接接続してみました。
するとこれが良いんです!余裕を持って音を鳴らしている感じを受けます。水を得た魚です。
E1000とE2000、E3000を比べてみるとイヤホンの特性の違いがよくわかります。低域から高域までシャキッとしているE2000、柔らかく豊かな低中域のE3000、ボーカルが得意で使いやすいE1000と、明確な違いを楽しむ事が出来ます。まずはE1000からfinalの世界を堪能してみてください!
(40代/男性)
この製品を聴いて最初に感じたのは「あ、良い」でした。正直エントリー機とは思えないほどです。
全体的に引き締まったサウンドで、明瞭感もよく「音楽を楽しむ」ことに特化していると感じます。特に引き締まった低域によってベースラインが追いやすく、ボーカルもとても聴きやすいです。
また、この価格帯にありがちな高域のジャリジャリした感じも薄く聴き疲れにくいです。
ロックやポップスとの相性が最も良いと感じます。私自身ロックをよく聴くのですが「これさえあればいい」と思いました(笑)
樹脂筐体のため装着感はとても軽く、ケーブルもとてもしなやかさで着けているのを忘れていたことさえあります。
多少タッチノイズは目立ちますが、これは耳掛けで解決できます。
カラーも3色と選ぶ楽しみもあり、またREDとBLUEは彩度が少し低い分落ち着いた印象で、どの年齢層でも違和感なく使えると思います。
同じく低価格帯のE2000、E3000と比べても音の優劣はなく、聴く音楽との相性や好みで選ぶ、新たな選択肢の一つとなりうる素晴らしい製品だと思います。
(20代/男性)
中高生でも買える低価格なABS樹脂製のイヤホン、と聞いてイメージする音はどんな音だろうか。E1000は、実際に聴いてみるとそのイメージしていた音をいい意味で裏切ってくれるイヤホンだと思う。E2000やE3000よりも安いから音が悪いのかというと決してそんなことはなく、個性が違う兄弟と言ってもいいのではないだろうか。実際に使ってみてこのイヤホンが得意なのはポップスやアニソンなどの女性ソロボーカルの曲だと感じた。ボーカルが近く、楽しくいい音を感じられる。まさにターゲットとしている中高生の"いい音デビュー"の一歩目に最適だと思う。それだけでなく、すでに色々なイヤホンを持っている人にも、気軽に持ち運べるいい音のイヤホンとしてオススメできる一本となっていると思う。
(-/男性)
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