B3

「音楽の音場感やダイナミックレンジと
イヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係」を踏まえた音質設計。
全帯域にわたって解像感が高く、
繊細なピアノのタッチやギターのピッキングまで手に取るように
聴き取ることができる美しい高域表現。
「音楽の音場感やダイナミックレンジとイヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係」を踏まえて音質設計を行ないました。音楽録音での音作りにおける、「音場感」や「解像感」、あるいは「ダイナミックレンジ」とイヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係を研究するなかで、それぞれに適したターゲットカーブやドライバー設計にすることで、より深く音楽を楽しめることがわかってきました。B3は、解像感を特に重視したモデルです。ライブ感のある音源でも楽器の繊細な音を手にとるように、かつやや華やかに聴きたい方や、アニソンやEDMのボーカルをタイトに楽しみたい方などに向いています。さらに、シルバーコートケーブルを標準装備。リケーブル可能なMMCX端子採用で、万が一断線した際もケーブルの交換が可能です。
特長
「音楽の音場感やダイナミックレンジと
イヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係」を踏まえた音質設計。
「音楽の音場感やダイナミックレンジとイヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係」に着目し、音作りを行ないました。私たちは録音された音楽の音作りについて、2つの軸を設定することで整理してみました。
ひとつは、音の距離感に関わる考え方です。クラシックやジャズなどでは、距離感や響き感など、「音場感」を重視した録音が行なわれていると考えられます。一方、ロックやPOPS、また昨今のアニソンに多く見られる録音では、距離感はさほど重視されず、それぞれの楽器やボーカルが前に出てくる「解像感」がより重視されていると考えられます。
もうひとつは、「ダイナミックレンジ」です。つまり音量の時間的な変化幅です。ダイナミックレンジが大きければ、当然音量の時間的変化を利用したダイナミックな音楽表現が可能となりますが、一方で、ダイナミックレンジの変化よりも、常にすべての楽器やボーカルが眼前に迫るように、ダイナミックレンジの幅を小さくした録音が好まれる音楽もあります。

これらの考え方の違いは、どれが優れているというわけではなく、音楽の成り立ちや音楽に求められているものによる違いです。クラシック、特にオーケストラでは、楽器の奥行き方向の前後関係は特に重要で、一番前に弦楽器があり、その後ろに、管楽器、打楽器と配置された各楽器群の距離感や音量のバランスが崩れると音楽が破綻してしまいます。
そのため、すべての楽器に対して眼の前に迫るような均一な解像感は求められません。クラシックでも例えば弦楽四重奏などでは、ダイナミックレンジは狭くなり、各楽器の解像度がより際立ってきます。一方でロックやPOPSは、音場感はクラシックほど必要とされず、音場感よりも解像感が重視されます。

これらの前提条件が、特にイヤホン・ヘッドホンのリスニングにおいては非常に重要で、それぞれに適したターゲットカーブやドライバー設計にすれば、より深く、音楽を楽しめるようになることがわかってきました。
この音楽における音場感と解像感を横軸とし、ダイナミックレンジを縦軸にした下記のグラフをご参照ください。
弊社製品のE3000は、ちょうどグラフの中心を狙って設計されているのに対し、Bシリーズはその外側に位置しています。
つまりBシリーズは、Eシリーズよりも、より音楽の聴きどころに沿ったモデル、深くハマると手放せない、
そんな魅力のある製品に仕上げています。
B3は、解像感を特に重視したモデルです。ライブ感のある音源でも楽器の繊細な音を手にとるように、かつやや華やかに聴きたい方や、アニソンやEDMのボーカルをタイトに楽しみたい方などに向いています。
長期的な使用のための修理可能な構造
本体は特殊工具を用いての分解が可能です。修理が容易で、長期間お使いいただくことを考慮した設計となっております。
カスタマイズしたかのような装着感
イヤホンの装着感が優れているか否かは、圧迫感で決まります。人間工学を謳い有機的な曲面を設けて、どこかが耳に接すれば良いとする形状は、圧迫による保持となり、時間が経つにつれて疲労が蓄積します。
私達は圧迫感の少ない装着について改めて基本に戻って考え直した結果、2箇所で保持し、1箇所はズレない程度に支持するという考え方に至りました。
三脚と同様、どんな筐体も3箇所で保持することにより安定した装着が得られます。
下の図の緑色の部分(イヤーピース)の1箇所、青色の部分(耳珠)の1箇所、ピンク色の部分(耳甲介:耳のくぼみ部分)のいずれか1箇所と、の合計3箇所となります。力を掛けてもストレスに感じにくいイヤーピースと耳珠でイヤホンを保持し、抜け落ちるのを支える程度にイヤホンがピンク色の部分(耳甲介:耳のくぼみ部分)に触れるという装着方法を採用しました。接触箇所を明確にした形状により、より多くの方の耳に圧迫感無く適合します。
装着に圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じられる、
まるでカスタマイズイヤホンであるかのように優れた装着感が得られます。
MIM(Metal Injection Molding)によるステンレス筐体
MIMとは、金属微粉末とバインダーを混ぜ、樹脂のように金型で成形した後、高温で焼結し、形状を整える方法です。
樹脂の成形品と同様に形状の自由度は高く、金属でありながら複雑な形状の内部設計が可能です。
BA(バランスドアーマチュア)型ドライバーx2
BA(バランスドアーマチュア)型ドライバーを高音用に1基、中低音用に1基、合計2基のドライバーを使用しています。
ネットワークによる帯域分割は行なっておりません。
MMCXコネクター+シルバーコートケーブル
MMCXコネクターは高精度な自社開発品です。音場に広がりを与える高純度OFCシルバーコートケーブルは、信号の伝送速度を追求したスーパーコンピューター「京(kei)」用のケーブル開発、製造していることでも名高い潤工社との共同開発品です。絶縁被膜には潤工社がジュンフロンブランドで多大のノウハウを持ち、最も誘電率の低い素材である素材PFAフッ素ポリマーを使用。外被には、柔軟性を高めるためにPVCを採用。
驚きの柔軟性を実現し、極めて使いやすくタッチノイズも起こしにくいものになっています。
また、断線を起こしやすいMMCXプラグ部分や3.5mmミニプラグ部分については、通常5千回程度の屈曲試験で合格とするところを、5万回以上の屈曲試験に耐える仕様としています。
左右軸色違いのオリジナルイヤーピース
音導管部分と耳に触れる部分とで硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。
音導管部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高いシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立。
耳に触れる部分には硬度の低いシリコンを採用し、快適な着け心地と高い遮音性を実現しました。
軸色を一方はグレー 、もう一方を赤にすることにより、イヤーピースを少しめくってイヤーピースの軸色を確認することで、 薄暗い場所でも左右の見分けがつきやすくなっています。さらに、隣のサイズの軸色が異なる(グレー軸は濃いグレーと薄いグレーの交互、赤軸は赤とピンクの交互)ため、サイズの判別もしやすくなっています。
サイズはSS / S / M / L / LL の5サイズです。
ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック
従来の同種の製品は、様々なサイズの耳に装着することを想定して、大き目のサイズとなっており、
外見が目立ちすぎるだけでなく、装着にかなりの慣れが必要でした。私達はイヤーフック装着の鍵となっている部分がどこかを改めて検討した結果、従来のイヤーフックよりも小さなサイズで、かつ金属や樹脂のワイヤを使うこともなく、より多くの方の耳に容易にフィットする形状を発見しました。スリムで異物感がなく、掛けていることを忘れる快適さを実現しました。メガネとの併用も問題ございません。歩行時にケーブルと身体が触れることで発生する
不快なごそごそ音(ケーブルタッチノイズ)が劇的に減少します。
シリコン製キャリーケース
ケーブルを丸めて手軽に収納することができるシリコン製キャリーケースです。
イヤホン本体はドーム状の薄いシリコンの蓋でソフトに固定されます。
エージング
エージングとは、ある一定の時間、使用を続けることで音に変化をもたらす現象のことです。音を出すドライバーユニットは、熱で成形した極めて薄いフィルムが振動することで音を出しています。その原因は明確ではありませんが、フィルムが成形される際に加わったストレスや接着剤によるストレスが、使用を続けている間に馴染み、微小信号の際動きやすくなるのではないかと考えられます。本製品については、エージングの変化がわかりにくくなるまでには長めの時間が必要です。概ね150~200時間程度、通常の使い方をして頂けましたら、繊細さが増し、本来の設計意図の音質になります。
スペック
型番
FI-B3B2SSD
筐体
ステンレスブラスト仕上(フロストシルバー)
ドライバー
2BA(ネットワークレス)
コネクター
MMCX
ケーブル
OFCシルバーコートケーブル
感度
102dB
インピーダンス
19Ω
質量
36g
コード長
1.2m
付属品
イヤーピース(Eタイプ5サイズ)、シリコン製キャリーケース、イヤーフック
装着方法
本製品は耳掛けタイプのイヤホンです。ケーブルを耳に掛けることで、
タッチノイズが耳に伝わることを防ぐことができ、快適に装着することができます。

STEP1 本体内側にあるRとLのマークを確認します。Rが右でLが左です。
STEP2 ケーブルを耳の後ろから前に向かって掛け、イヤホンのイヤーピース部を耳に挿入します。
STEP3 耳甲介(耳のくぼみ部分)にイヤホンがフィットしにくいときは、
耳たぶを後方やや上方に引っ張りながらイヤホンを収めます。

※ケーブルが耳の後ろにフィットしない場合は、付属のイヤーフックをご使用下さい。
※耳穴への収まりが緩く感じる場合は適宜イヤーピースのサイズを変更して下さい。
左右でサイズが異なる場合もございます。
音質レビュー
タイトな低域と、クリアで伸びやかなサウンド。全帯域にわたって解像感が高く、特に鮮やかな高域表現に 優れており、繊細なピアノのタッチや、 ギターのピッキングまで手に取るように聴きとることができ、
じっくりと音楽をお楽しみいただけます。
取扱説明書
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