Piano Forte X

楽器の音が消えていく余韻をも立体的に再生。
濃密でリアリティある音を実現。
今までのイヤホンには難しかったライブ会場の雰囲気や、ホールの臨場感をそのまま伝える空間表現を実現。
特に美しい振動減衰特性を持つクロム銅筐体Piano Forte Xは広いホールで楽器の音が消えていく余韻をも
立体的に再生。一度その魅力にはまると手放せなくなる音を奏でます。
AWARD
Prix de L'innovation du MedPi,
2nd PRIX
2014, France
HEADPHONE BOOK,
Headphone award
2011, Japan
Prix de L'innovation du MedPi,
2nd PRIX
2014, France
HEADPHONE BOOK,
Headphone award
2011, Japan
特長
クロム銅筐体一体切削イヤーパッド
ファイナルではシリコン製イヤーパッドのない独自の形状の音導管を持つPiano Forteシリーズをカナルオープン型と
呼んでいます。少し突き出た音導管は振動板からの音をもれなく耳道に伝え、オープン型の開放感はそのままに優れた
装着感が得られます。Piano Forteシリーズの音質の要はこの開口部にあります。通常のカナル型イヤホンでは、
シリコン製イヤーパッドで耳道を密閉して使用します。振動板と鼓膜とをつなぐ耳道が密閉される事によって、最低域まで再生できる一方、振動板は高い圧力にさらされ、歪みが発生します。同時に耳道を遮断するシリコン製イヤーパッドも、
振動板のような動きをしてしまいます。密閉度を上げ、遮音性を高めるほど、歪みとイヤーパッドの共振音は
大きくなり、鈍い低音と歪み感が、音楽にいつもまとわりつきます。Piano Forteシリーズでは、シリコン製
イヤーパッドを追放し、本体と一体で切削加工。開放感あふれる自然な音質を実現しました。

通常、イヤホンでの再生では、音が頭の中で鳴っているような感覚になります。Piano Forteシリーズでは発せられた音が空間を経て自分に届くという、自然な聞こえ方を体験する事が可能です。しかし、通常の耳道を密閉する事を前提とした
カナル型イヤホンのドライバーユニットを、シリコン製イヤーパッドを外して使用すると、音楽鑑賞に耐える音には
なりません。シリコン製イヤーパッドの追放には、大口径のドライバーユニットを初めとする
様々な技術開発が必要でした。
自社開発大口径16mmφ ダイナミック型ドライバーユニット
シリコン製イヤーパッドを追放しても高いクオリティの再生音を得るために、大口径のドライバーユニットを自社で
開発しました。振動板面積は一般的な8mmφのイヤホンに比べて約3倍。振動板の素材や形状にも徹底的に
こだわりました。イヤホンメーカーであっても、ドライバーユニットは社外品を購入する事が多くなりつつある現在、
ドライバーユニットの開発から製造まで一貫して社内で行える事が、製品開発上の大きな強みとなっています。
Piano Forteシリーズについても、製品にあわせた細かなチューニングと選別を行っており、類似のものとは一線を
画すドライバーユニットとなっています。

さらに振動板前面を金属板にて覆い、空気圧調整口との組み合わせで、振動板に最適な圧力がかかるように設計した、
ファイナル独自の技術によるプレッシャーリングを採用。永年ホーンスピーカーを扱ってきたノウハウに基づいて設計。
聴き慣れた曲から、思わずハッとする新体験のリアリティを引きだします。
空気圧調整口
筐体を密閉すると、振動板の前後の圧力に差ができ、振動板に歪みが生じます。
その圧力差を最適化するのが、空気圧調整口です。
クロム銅削りだしによる高剛性筐体
クロム銅とは、クロムと銅の合金で、硬度が比較的高い上に伸びが大きく、非常に加工の難しい素材です。Piano Forte Xではクロム銅の剛性と重量によって、立ち上がりが速い音を実現。クロム銅の美しい振動減衰特性によって、生楽器の音が広い演奏会場に消えていく音の余韻まで再現します。宇宙船のような美しいシルエットの筐体は、内部の空気の流れと
装着感を両立したものです。中央の膨らみがうまく耳に納まり、安定した装着感が得られます。
特殊制振合金を筐体内に塗布
クロム銅筐体の制振には、マンガン系の特殊制振金属の超微細粉末を使用し、軟質素材を使うことなく制振。
天然樹脂で筐体内部に塗布しています。音に鈍さを加えることなく制振する事で、
クロム銅筐体の響きの良さを引きだします。
カラーバリエーション
CC(イオンプレーティング仕上)、G(ゴールドメッキ仕上)2色のカラーバリエーション
スペック
型番
FI-PF10DCC3 / FI-PF10DCG3
筐体
クロム銅削り出し
ドライバー
16mmφダイナミック型
感度
108dB
インピーダンス
16Ω
質量
38g
コード長
1.4m
付属品
真鍮製キャリーケース
装着方法
左右を筐体裏側にあるL(左)、R(右)の表示にてご確認ください。本体を持ち、少しねじるように押し込んで、
両耳に装着します。 音楽を再生しながら、片方づつ指で本体を立体的に動かし、最もバランスの良い位置に
合わせて下さい。それが最適位置(ベストポジション)です。

※L(左)のブッシュ内側に左右識別溝がありますので、暗い場所でも手探りでL・Rの判別が可能です。
※Piano Forte シリーズは設計上、装着位置によって、大きく音質が変化します。
※通常、耳の形状は左右でかなり異なります。そのため、最適位置は左右の耳で異なります。
※最適位置は、多くの場合、一度覚えると二度目からは無理なく再現する事が可能です。
音質レビュー
クラシック音楽を演奏するコンサート会場の中央で、直接音と会場に響く間接音がバランス良く
響いているかのような自然で演奏を楽しめるサウンドです。Piano Forte X-Tに比べ、豊かな響き、
着席位置は後方へ寄ります。小編成のアコースティック楽器によるライブ音源の再生では、
会場の空気感をリアルに体感頂く事ができます。
ユーザーレビュー
一聴してまず思うのは、これはスピーカーの音だという事。Piano Forteシリーズに共通している事だと思うが、音がちゃんと空気を伝わって耳に届いている感覚がある。その意味では音がダイレクトに耳に届く通常のカナル型イヤホンとは感じ方が異なる。
Piano Forte Xの場合はその中でも音の響き、余韻がすばらしい。ボーカルの声が消えゆくその感じが非常に繊細で官能的に感じられる。クラシックやジャズにおいてもそれぞれの楽器のアタック感などがリアルで、それでいてそのリアルな音が官能的に響く感じは他のイヤホンでは中々味わえない。
このイヤホンを装着して町を歩くという事はコンサートホールを装着して町を歩くようなもので、目の前の景色はいつもの景色だが、自分の周辺だけはコンサートホールの様に雄大で官能的な音空間が広がっている。なんとも言えない不思議な感覚。
是非一度はこの音を体験してほしいと思う。通常のイヤホンで得られる世界とは全く異なる世界がそこには待っている。
(30代/男性)
筐体の金属の種類でここまでIXやVIIIより魅力的な音を出せるものなのかと感激しました。Xの音はフラット基調でありながら音が柔らかく芳醇な音でIXのように鋭かったり、VIIIのように派手だったりしない、大人の落ち着いたチューニングに惹かれました。
抑えの効いた音調の中にPiano Forteシリーズ特有の広大な音場、音の響きがあり特にジャズやクラシックを聴いたときのリアルな感じが頭を離れません。ボーカルの倍音の表現がPiano Forteシリーズの中で最も上手く聴き疲れしないギリギリのチューニングで、リアルさと聞きやすさの両立が見られました。中音、ボーカル音が目立ちますが開放型のため帯域の限界を感じさせないくらい高域の伸びが良くシンバルの音が自然に聴こえます。
反面イヤーチップを取り払った開放型のため重低音が不足しがちなので環境音がある場所での利用はあまり向いておらず、特に電車での利用はほぼ不可能に感じました。
渋い本質の分かってきたおじさんになった時、使いこなしたい音を持った大人のイヤホンだと思いました。
(20代/男性)
すべてのユーザーレビューを見る
Piano Forte X
DIRECT SHOPで購入